あいちの会とは

患者さんの声

〜 生かされて 〜

「急性骨髄性白血病です」そう医師から告知を受けたのは高校2年生に進級したばかりの春でした。一度は化学療法で寛解に至ったものの再発。治癒するには骨髄移植が必要だと言われました。弟とはHLAが合いませんでしたが、骨髄バンクでドナーさんが見つかり、無事に移植を受けることができました。ドナーさんへの手紙を書きながら感じたことは、私は生きているのではなく生かされたのだということ。そしてドナーさんからいただいた命を、将来人の役に立つことに使おうと心に決めたのです。

その後、私は「あいちの会」と出会いました。体験をお話させていただいたり、登録会のお手伝いをする中で、骨髄バンクへの関心の薄さを感じる場面がいくつもありました。多くの方にもっと骨髄バンクのことを知ってほしい。ひとりでも多くの患者さんを救うためには、まず知ってもらうところから始めなければ。現在もドナーが見つからず、移植を受けられない患者さんが大勢いらっしゃいます。すべての患者さんが笑顔で元気になれるように、私はドナーさんからいただいた命を大切に活動を続けていきます。

(20代女性)